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言いたいことは特にないんだけれど、

趣味なし特技なし。これというものなし。

なんでも「面白いじゃん」と言う人間

 

書きたいことを探しても見つけることが出来ないから、じゃあここでは気になることを好きなだけベラベラと話そうかなと思う。

 

今回は

「面白いじゃん」人間について。

 

 

 

仕事先の先輩でいつも笑かしてくれ、新人が入るたびに職場の雰囲気を和ませてくれていたムードメーカー。今は放送作家として様々な場所で活躍している、通称Nさん。

 

Nさんの頭の中には引き出しが何千個もあるんだ!と私は出会った瞬間に思った。なぜかと言うと、私の投げかけに対して沢山の答えを出してくれるからだ。「これなら、これ。こう来るなら、こう返そう」という感じで。

 

まぁ、それが決して参考になり納得いくアドバイスになることはないのだけれど、全てが私の笑いのツボにストレートで投げてくる。そう、毎回、満塁ホームランだ。涙が出るほど笑かしてくれるNさんと仕事をするのも飲みに行くのも私は大好きだった。

 

いつか私の飼い猫が脱走してしまった時のこと。仕事先のみんなに「見かけたら連絡ください!!」と必死になっていた私にNさんはこう言い放った。

 

「うっそ、それ面白いじゃん笑」

 

あれ、おかしいな。

まったく面白いことではないのに。

 

この時、私は理解した。

 

「あぁ、もうこの人は面白病なんだ…」

 

それから、面白病は末期になり何を話してもネタに聞こえるのか面白くない事までNさんは「面白いじゃん」と返すのであった。放送作家だからこその職業病であるかもしれない。

 

だがしかし、職場を辞めて放送作家一本になった時期に飲み会へちょこっと顔を出してくれた。みんなが盛り上がってる話題に対してNさんが放った言葉が…

 

「よくそんなんで笑えるな、笑いの質が下がったわ」

 

そうか、そうなってしまったか。

昔のNさんは何処へ行ったのやら…Nさんはくっそつまんねー話ばかりして、くっそつまんねー言葉ばかり引き出しからポンポン投げて来やがったのだ。それはもう空振り空振り、どこに球投げてんだよ。

 

面白病が末期になり、末期を超えるとここまでつまらない人間になってしまうのか。

 

その時、私は心の中で思った。

 

 

 

「それもそれで面白いじゃん」

 

 

 

そんなNさんは日々忙しく放送作家として生きている。いつかNさんが作った番組をTVで大笑いしながら見れる日を私は微々たる気持ちで心待ちにしている。